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─ 前回から数日後 ─
翔子「ねえアヤ、連絡だと今日だね、あの子が来るの」
アヤ「ええ。
快く引き受けて頂けたのはありがたいのですが、
正直、大丈夫でしょうか……?」
翔子「どうだろう……?
ま、やるときゃやる、と信じようか……」
アヤ「そうですね」
ピンポ~ン!
翔子「……来た?」
アヤ「かも知れませんね。
行きましょう、翔子さん」
翔子「うん」
階段を下り、玄関のドアを開ける翔子
翔子「は~い、今開けるわ!(ガチャリ)」
ドベシアッ!
翔子「……あれ?(キョロキョロ)」
アヤ「どうしましたか、翔子さん?」
翔子「誰もいないんだけど……」
アヤ「それは妙ですね……。
ところで、今の変な音は何ですか?」
翔子「さあ……?
……ああッ!」
アヤ「今度は何ですか?」
翔子「にゃは~~~~!!
と、と、と、扉のウラに!扉のウラに~~~!!
『魔法少女』が張り付いてるよぉ~~~!!」
アヤ「魔法少女!?」
翔子「ほれ」
翔子は『魔法少女』の首根っこを掴んでアヤの前に差し出した。
アヤ「わっ、本当に魔法少女としか形容できない格好ですね」
翔子「でしょ?
この娘、この格好でここまで来たのかな?」
魔法少女「……う、う~ん」
翔子「あ、起きた」
魔法少女「……あと5分だけ……zzZZ」
翔子「寝るなァーッ!!」
魔法少女「……ハッ!?
こ、ここは……?」
翔子「まったく……、やっと気が付いたのね」
アヤ「え……、するとその子が……?」
魔法少女「あ、翔子、アヤ久しぶり!
あたしよ、『霊峰 ルミニ』よ!」
この霊峰ルミニ、本名・エルミニア=レイフォードこそが、
翔子が援軍として故郷、大阪から呼び寄せた人物である。
翔子とアヤは彼女との再会を懐かしむと共に、彼女に
銀誓館学園の一連の状況を説明した。
ルミニ「うん、大体理解したよ。
いや~、銀誓館に来る手続きとかで色々時間掛かっちゃってね、
やっと来られたよ!」
翔子「ノンキ言ってる場合じゃないわよ。
こっちはかなり切羽詰まってるんだから」
アヤ「まあまあ、翔子さん。来て頂けただけでもありがたいじゃあ
ないですか」
ルミニ「そうよ、ルミニだって忙しいんだよ!
同人誌に掲載する漫画描いたり、それの取材でフランスに行ったり……」
アヤ「……フランス?」
翔子「ほんとコイツは、この半年何やってたんだか……」
ルミニ「ほ、ほっといてよっ!
そんなことより、このルミニが来たからには百人力よ!
ど~んと任せなさい!」
翔子「あ、そうだった。よろしくね、ルミニ!」
アヤ「改めて、よろしくお願いしますね、ルミニさん」
ルミニ「アヤ、それなんか堅苦しいね。
もっとソフトな呼び方してよ、『ルミニちゃん』とか」
アヤ「え……」
翔子「自分をちゃん付けで呼ばすか、普通……?
どういう性格してんのよコイツ」
アヤ「えと、あの……、じゃあ……
よ、よろしくね、ルミニちゃん……!」
ルミニ「うん!よろしくね、アヤ、翔子!」
翔子「やれやれだわ」
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24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
●長南アヤ(b76051)
●春河翔子(b77339)
●エルミニア・レイフォード(b79261)
●ディオネ・キーラー(b79850)
背後の状態
好調□□■□□不調
閑暇□□□■□多忙
高速□□■□□低速
状態:正常