さて……、どう出るべきでしょうか？

 翔子：
大陸妖狐の提案の件、だよね。

アヤ：
ええ。
私達でも一応、意見を纏めておこうと思いまして。


これは背後が深夜の眠りかけの頭で１時間ほど自問自答を繰り返して前日ぎりぎりに急造した大陸妖狐の提案に関する記事です。
背後の思考を辿っただけの、おおよそ役に立つ物ではありませんので、ご了承ください。

というか、締め切りまでの期間、短いですよ……。

 アヤ：
私としては、彼らがあのような申し出をすると言う事は、彼らがかなり切実な状況にある事を意味していると思います。

ルミニ：
ふむ……、で？

アヤ：
ですから、彼らが何か他意があって申し出ている訳では無さそうだと、そう考えてます。
ここは素直に申し出を受けても大丈夫かと……。

翔子：
ま、確かに、連中が寄越してきたのが一パシリじゃあなく、あんな大物だった、ってのを鑑みるに、相手さんもこの件に関してはかなりマジに考えてると思っていいはずよね。
あたしもここは受けとくべきだと思うわ。切羽詰った奴らって、凡そ何を仕出かすかわかったもんじゃあないからね。

ルミニ：
なるほどね、二人の意見も一理あるわ。
だけど、それだけで他意が無いって判断するのは、ちょっと早計過ぎやしない？

翔子：
……？

ルミニ：
例えば、本当に大陸妖狐は「抗体ゴーストを『尾』に加える事ができない」のか？
もしかしたら、あたし達をカツいで抗体ゴーストの場所だけ割り出し、こっそり力を蓄えてる……
なんてことも無きにしも非ずだよ？

翔子：
うおうッ、ルミニ、すげー疑り深い……。

ディオネ：
いや、私はそれぐらいで正しいと思う。
第一、彼らの出す条件には私達の直接的利益が何一つ無い。

翔子：
ぐぬぬ……。
確かに連中についてグレーな部分が多すぎるわね。
こっちから条件の一つでも叩き付けてやれたらいいんだけど……

ルミニ：
メタ的な話だけど、残念ながらコメントは25字以内だから、条件を出すのは無駄無駄無駄ァ！

アヤ：
ではやはり、申し出を断る方向で……？

ルミニ：
いや、しかしよ……。
翔子が言ったように、連中を放っといたら何をするかわからないって部分は、あたし的には大きいと思うの。

ここは少しでも連中の動きを見極めるためにも、全面的ではないけど受けとくべきだよ。
臭いものを野に放つ訳にはいかないしね。

ディオネ：
じゃあ……、受けるでいいのね。
私はそれで構わないわ。

アヤ：
了解致しました。
私もそれでいいと思います。

翔子：
そうと決まれば実行ね。
大丈夫、前に進んでれば何とかなるッ！

ルミニ：
……今の翔子の発言のせいで急に不安になったのは、ルミニだけなのかな……？